まわりにカラートリートメントを使ってる人が全然いないけど、使わない方がいいの?
カラートリートメントはやめた方がいいって友だちに言われたけど本当?
カラートリートメントという存在は知っているけど、使ったことがないからなかなか手が出ないというお話をよく聞きます。
たしかに、ヘアカラーやトリートメントは一般的ですが、カラートリートメントはサロンで体験する機会も少なく、自分で試すハードルも高いから抵抗がありますよね。
そこで今回は、「カラートリートメントはやめた方がいいの?」と疑問を感じている方に向けて、カラートリートメントを使用すべきかどうか、現役美容師がわかりやすく解説します!
カラートリートメントはやめた方がいいと言われる理由
カラートリートメントを使ったことはないけど、あんまり使わない方がいいって聞いたことがある…
いつ、誰に聞いたのか覚えていないけど、漠然とやめた方がいいものというイメージを持っていませんか?
カラートリートメントはやめた方がいいとアドバイスをしてくれるのは、
- 担当の美容師さん
- 実際にカラートリートメントを使用したことのある身近な人
おおよそこの2パターンに分けられるかと思います。
そして、それぞれにカラートリートメントはやめた方がいいと言う理由は異なります。
ここからは、美容のプロである美容師さんと、実際にカラートリートメントを使用したことのある人が、カラートリートメントはやめた方がいいという理由について解説します。
美容師がカラートリートメントはやめた方がいいと言う理由
結論から言うと、美容師さんがカラートリートメントをやめた方がいいという理由は以下の2点。
ポイント
- 色ムラになる恐れがあるから
- 次回以降のヘアカラーに悪影響だから
美容師さんは、長期的にお客様の髪をきれいにするために何がベストかを考えて提案します。
そのため、カラートリートメントを使用して自分で髪の毛を染めることで色ムラになるリスクがあると感じた場合、やめた方がいいと意見を伝えることが多いです。
またカラートリートメントを使用して自分で髪の毛を染めることで、履歴が複雑化し、やりたい髪色にうまく発色しないリスクもあります。
そのため、頻繁に髪色を大きく変える傾向のあるお客様には、カラートリートメントはやめた方がいいとアドバイスすることが多いでしょう。
実際にカラートリートメントを使用した人がカラートリートメントはやめた方がいいと言う理由
実際にカラートリートメントを使用した人が、カラートリートメントはやめた方がいいと言うのは、過去に何らかの失敗や嫌な経験をしたことがあるから。
主に挙げられる失敗・嫌な経験は以下の4点。
ポイント
- 色ムラになってしまったから
- 思った通りの髪色にならなかったから
- 次回以降のヘアカラーに影響が出てしまったから
- お風呂場や洗面台、手が汚れてしまったから
カラートリートメントは慣れないと扱いが難しく、色ムラになってしまうことが多いため、過去に失敗してやめた方がいいと感じる方が多いです。
また、カラートリートメントを使って思った通りの髪色にならなかったという経験がある方も、カラートリートメントはやめた方がいいと思っている方が多いでしょう。
カラートリートメントを使って思った通りの髪色にならないのは、ベースの髪色の色味が原因であることがほとんど。
例えば、金髪の人がブルー系の髪色にしたいと思ってブルーのカラートリートメントを使用する場合は以下のプロセスで髪色が決まります。
【例】髪の毛が染まるまでの流れ
染める前の髪色:金髪(イエロー)
使用するカラートリートメント:ブルー
カラートリートメント使用時:イエロー(ベースの髪色)+ブルー(カラートリートメント)
仕上がりの髪色:グリーン
このように、髪色はベースの髪色+染める薬剤の色によって決まるんです。
そのため、狙い通りの髪色にならず、カラートリートメントはやめた方がいいと感じる方も多いです。
他にも、先ほど美容師がカラートリートメントをやめた方がいいと言う理由でも挙げたように、カラートリートメントをしたことで、美容院でやりたい髪色を施術できないと断られることもあります。
理由は、カラートリートメントの染料が髪の毛に残っていると、ヘアカラーの発色に影響が出てしまうから。
特に髪色を明るくするときに、カラートリートメントの染料が髪の毛に残っていると、明るくならなかったり、色ムラのリスクがあるため、美容師さんから施術を止められることがあります。
ここまでは、カラートリートメントを使用することで発生する髪色の影響によってカラートリートメントはやめた方がいいという意見をご紹介してきましたが、お風呂場や洗面台、手が汚れてしまうことを知らずに使用して後悔したというケースもあります。
カラートリートメントはトリートメントではあるものの、髪の毛が染まる染料です。
そのため、お風呂場や洗面台、または手についたまま長時間放置してしまうと、色素沈着してしまいます。
カラートリートメントを使用する際は、
ポイント
- 必ずビニール手袋を着用する
- 使用前にお風呂場の床や洗面台を水で濡らしておく
- お風呂場の床や洗面台にカラートリートメントがついたらすぐ洗い流す
この3点を注意することで、手や床への色素沈着を防ぐことができるのでお試しください!
カラートリートメントを使用した方がいいとき
ここからは、カラートリートメントの使用をおすすめするタイミングについて紹介します。
カラートリートメントの使用をおすすめする例は、以下のとき。
使用した方がいいとき
- ジアミンアレルギーがあるけど白髪染めをしたいとき
- 明るくなってしまった地毛を黒髪に戻したいとき
- 色落ちした分の髪色を落ち着かせたいとき
- インナーカラーをなくしたいとき
- ブリーチして色落ちしやすい髪の色落ちを抑えたいとき
カラートリートメントを使用した方がいいとき①ジアミンアレルギーがあるけど白髪染めをしたいとき
ヘアカラー剤の中に含まれる「ジアミン」という成分にアレルギー反応が出てしまう方に、カラートリートメントの使用はおすすめです。
理由は、カラートリートメントには「ジアミン」が含まれないから。
つまり、カラートリートメントで白髪染めをすれば、アレルギー反応が出ることなく白髪を染めることができるので、お肌が荒れたりかゆみが出ることもありません。
白髪染めをしたいけど、通常のカラー剤では頭皮が荒れそうで心配な方はぜひ一度カラートリートメントを試してみてください!
カラートリートメントを使用した方がいいとき②明るくなった地毛を黒髪に戻したいとき
- 毎日のヘアアイロン
- 屋外の紫外線
- サウナ
- パーマや縮毛矯正などの薬剤施術
- プール
などなど、ヘアカラーをしていないのに、地毛が明るくなることはよくあります。
そんなときに、地毛の黒髪に戻すときにカラートリートメントは最適です。
理由は、ヘアカラー剤のようにメラニン色素を壊す効果がないので、使用後に余計に明るくなることがないから。
またカラートリートメントはトリートメントのため、髪の毛にダメージを与えることもないので、地毛の明るさが気になるときに気軽に使用できるのでおすすめです!
カラートリートメントを使用した方がいいとき③色落ちした部分の髪色を落ち着かせたいとき
いつも髪の毛を染めたいわけではないけど、明るくなってしまった分だけ暗くすることを繰り返している人にも、カラートリートメントはおすすめです!
理由は、髪の毛を傷ませることなく落ち着いた髪色をキープすることができるから。
色落ちするたびにヘアカラーを繰り返すと、カラー剤の効果で元々髪の毛にあるメラニン色素を壊してしまいます。
そのため、本当は明るくしたくないのに、ヘアカラーを繰り返すほど、どんどん明るくなってしまいます。
カラートリートメントで染めれば、地毛のメラニン色素を壊すことなく髪色を落ち着かせることができるので、染める前よりも明るくなってしまう心配はありません。
カラートリートメントを使用した方がいいとき④インナーカラーをなくしたいとき
ベースは地毛で、インナー部分だけブリーチしてインナーカラーを楽しんでいたけど、そろそろ一色に戻したいというときにもカラートリートメントは最適です。
髪の毛全体を染めるわけではないので、自分でも比較的簡単に戻すことができます。
また、インナーカラーをしていた部分だけ染めるために美容院に行くより、安く済ませることができます。
注意点としては、地毛の髪色に合ったカラートリートメントを選ぶこと。
ヘアカラーをしていないからといって黒のカラートリートメントを使ったら、地毛よりも暗くなった…ということがないように、地毛の明るさをよく確認してからカラートリートメントを選びましょう。
カラートリートメントを使用した方がいいとき⑤ブリーチして色落ちしやすい髪の色落ちを抑えたいとき
半年前にブリーチしたせいで、染めても染めてもすぐに色落ちして明るくなってしまう…
という方にも、カラートリートメントはおすすめ。
ブリーチして傷んでしまっている髪にヘアカラーを繰り返してしまうと、ダメージやメラニン色素の破壊など、色落ちしやすくなる要素が重なってしまうため、どんどん色もちが悪くなります。
カラートリートメントを使えば、髪の毛に負担をかけることなく色素を補充して髪色をきれいにすることができるのでおすすめです。
カラートリートメントを使用しない方がいいとき
カラートリートメントを使用した方がいいときもあれば、おすすめできないときもあります。
ここからは、カラートリートメントを使用しない方がいいときの例をご紹介します。
使用しない方がいいとき
- 直近3ヶ月以内に明るくする予定があるとき
- 髪の長さが胸下より長いとき
- 頻繁に髪色を変えたいとき
カラートリートメントを使用しない方がいいとき①直近3ヶ月以内に明るくする予定があるとき
色落ちが気になるけど、次にヘアカラーするときは明るくしたいかも…
このような場合は、カラートリートメントを使用しない方がいいです。
理由は、カラートリートメントが残留している状態だと、きれいに髪色が明るくならない可能性があるから。
せっかく明るい髪色にしようと思ったのに、仕上がりが色ムラになってしまったということがないように、直近で明るく染める予定があるときはカラートリートメントの使用は控えましょう。
カラートリートメントを使用しない方がいいとき②髪の長さが胸下より長いとき
髪の長さが胸下より長いと、自分でカラートリートメントをムラなく塗布するのがとても難しいです。
毛先はしっかり染まったのに、頭頂部が明るい…
正面はしっかり染まっているけど、後ろは色ムラになった…
などなど、あまりに髪の毛が長いと染めるのが難しくなってしまうため、美容院で染める方が安全です。
カラートリートメントを使用しない方がいいとき③頻繁に髪色を変えたいとき
髪色にすぐ飽きて、1〜2ヶ月に1回髪色を大きく変えるような方には、カラートリートメントはおすすめできません。
理由は、カラートリートメントの色素が残留した状態で髪色を大きく変えるのは失敗のリスクが高いから。
もし、どうしてもカラートリートメントを使用したい場合は、使用後すぐにヘアカラーをしないこと。
自分が鏡で見てカラートリートメントの色素がなくなったとわかるくらいに色落ちするまでは、美容院でのヘアカラーをお休みしましょう。
ブリーチリペア®︎専門美容師のおすすめカラートリートメント
ここからは、具体的におすすめするカラートリートメントをご紹介します。
まず初めに、美容師としてカラートリートメントを使う場合におすすめなのは、ブラック・ブラウンの2色です。
理由は失敗しにくく、地毛にも自然に馴染むから。
反対に、アッシュやピンク、ブルーなどの色味のあるカラートリートメントはおすすめできません。
理由は先ほども紹介したように、髪色は色の足し算で完成するので、カラートリートメントの色味だけでなく、使用時の自分の髪色も大きく関係します。
ブルーにしたかったのに、緑になった…
ピンクにしようとしたら、オレンジになった…
このような失敗が起きる可能性が高いため、色味のあるカラートリートメントは控えた方が無難です。
ブラックかブラウンのカラートリートメントなら何を使えばいいの?
こういったご質問をいただいたときにご提案するのが、ブリーチリペアトリートメント®︎
ブリーチリペアトリートメント®︎は、当サロンが開発した色落ちケア専用のカラートリートメントです。
髪の毛に馴染みやすく、色濃く染まる特殊な製法で作られたトリートメントで、色落ちしにくいのが特徴です。
ブリーチリペアトリートメント®︎の使用事例(BROWN)
髪色ケアにカラートリートメントを使ってみたいけど、どれを使えばいいかお悩みの方は、ぜひ一度お試しください!
公式オンラインストアは、送料無料&ポスト受取なので、受取時間を気にすることなく購入できます。
まとめ
カラートリートメントは用途やタイミングによっては、とても有効に活用できるヘアケアアイテムです。
今回ご紹介した内容を参考に、必要に応じて使ってみてください!
この記事を読んでもカラートリートメントについて疑問が残る場合は、公式LINEよりご質問いただければ24時間以内に疑問にお答えします。
ぜひお気軽にご相談くださいね!